SDGs17の目標をわかりやすく要約・解説
SDGsで掲げている目標は17項目と多く、1つひとつを理解できない人は少なくないようです。そもそも、なぜ17項目もの目標を設定することになったのでしょうか?
また、各目標を丸暗記する必要はありませんが、せめて要点だけでも押さえておきたいものです。そこでこの記事では、SDGs17の目標を、わかりやすく要約・解説していきます。
SDGsの目標は、なぜ17項目もあるのか?
SDGsで掲げている17の目標は、なぜこれほどまでに数が多いのでしょうか。結論から言うと、試行錯誤を繰り返し重要な要素を網羅した結果、17項目に落ち着いたということになります。
むやみやたらに目標の数を増やしたわけではなく、「5つのP」と呼ばれる概念がベースです。
「5つのP」とは、「People=人間」「Prosperity=豊かさ」「Planet=地球」「Peace=平和」「Partnership=パートナーシップ」のことを指します。
SDGs17目標は、この「5つのP」をさらに細分化したものなのです。どのように細分化されているか、以下にまとめてみます。
- 「人間=人権を守る」:目標1〜6
- 「豊かさ=豊かな生活を維持する」:目標7~11
- 「地球=地球を破壊から守る」:目標12~15
- 「平和=暴力のない、平和、公平な社会」:目標16
- 「パートナーシップ=世界各国が協力し合う」:目標17
17目標では「世界中のすべての国や地域、人」が、公平かつ平等に、上記のような状態でいられることを目指しています。
目標の数だけを見ると、多いと感じるかもしれません。しかし、「5つのP」をベースとした世界を実現するためには、17目標のすべてが必要なのです。
SDGs17の目標の要点を解説
以下は、SDGs17の目標の要点を簡潔にまとめた表です。各目標についてさらに詳しく知りたい場合は、それぞれのページを参考にしてください。
出典:林野庁「第1部 特集 第1節 持続可能な開発目標(SDGs)と森林(1)外務省仮訳」
【まとめ】事業と関連性の高い目標に注目しよう
SDGs17の目標の概要はいかがでしたか?国単位では、すべての目標に取り組む必要がありますが、いち企業の場合は違います。現在の事業と、関連付けられる目標から取り組み始めるのが現実的です。
ですから、まずは事業と関連のある目標に着目し、関心を寄せてみてはいかがでしょうか。SDGsの活動は、そこから始まるはずです。